集団的自衛権について
2014年05月19日
昨日は、自衛隊の退職者で構成する地元の隊友会で50分間、国政報告もかねて講演してほしいということで話しをしてきました。
プロを前に集団的自衛権の話しをするのですから下手なことは言えません。先週は自民党内で何回か集団的自衛権についての勉強会があったのですが、私の方はTPPと農協、農業委員会改革の中間意見書が出ましたのでそれどころではありませんでした。独自の勉強で出かけました。
憲法の解釈を変えることの重要性。解釈を変えてでもなぜ今、集団的自衛権か。集団的自衛権の中身と範囲。さらに、漁民を装う武装勢力が尖閣諸島などに上陸した場合の対応、いわゆるグレーゾーンなどに分けて話しをしました。
皆さんが最も関心を持たれたのは、どこまでの範囲で集団的自衛権を認めるのか。特に地理的問題で日本近海だけでなく日米安全保障条約に従い南シナ海やマラッカ海峡までシーレーンの確保ということで行くのかどうか。また多国籍軍として集団安全保障に参加するのか、などの点でした。
集団安全保障は安倍総理が否定していますので参加はないでしょうが、限定的集団的自衛権といってもどこまでを認めるかで大きく変わってきます。
皆さん複雑な表情でした。これから国の進路を間違わないようしっかりした論議と判断をしていかなくてはなりません。私たちの責任は重大です。