農業の重要法案可決

2014年04月24日

 昨日、農林水産委員会の最重要法案である「担い手の経営安定法」と「農業の多面的機能促進法」が委員会で可決しました。
 「これからの農業は、農業や地域を担う専業に絞り込みながら進めようという法律」と「農業が地下水保全など国土に果たしている役割をお金に換算して地域に交付しよう、という法律」です。先に「農地中間管理機構法」という法律が成立していますが、これは農地銀行を県がつくるというもので、農地を持ちながら農業をしない人は銀行に預けてもらい、銀行が受け手を捜し、地代を銀行が払う、という仕組みの法律です。
 これら3本の法律が成立して、新しい農政がスタートします。その意味では画期的な法律であり、農政にとっては歴史的な一日でした。
 4月2日から法案の審議を始め、毎週火、水、木曜日に委員会開催、参考人質疑や地方での意見聴取をはさんで30時間の審議をしました。
 重要法案ですので昨日は安倍総理を呼んで、最後の質疑をして採決をしました。多少の修正をして各党賛成、全会一致で成立しました。
 安倍総理もオバマ大統領の来日の直前でありながら、1時間の質疑に答えてくれました。
 これで農林水産委員会はひとやま超えましたが、これから更に大きなTPPという山があります。これからが真の正念場です。