人から薦められるものは素直に

2014年04月02日

 昨日の農林水産委員会の質疑で、旧知の公明党・稲津久議員(北海道)が、映画「銀の匙」(ぎんのさじ)を見て欲しい、とチラシも用意して訴えられました。

 林農林水産大臣も「私も試写会で見たけれども農業を考える点で大変参考になる映画だった」と答弁し、委員に推薦しました。

 早速どこで上映しているかを調べました。新宿の映画館で2日まででした。19時10分上映開始。「たいした映画ではないだろうけれど、一応委員会で出された映画なので委員長として見ておくか」との気持ちで、急いで出かけました。

 内容は北海道の農業高校の酪農科学科に札幌の進学中学校の落ちこぼれ生徒が入学、農業高校の授業や実習、アルバイトを通して、農業や家畜に対する新鮮な驚きを一つ一つ経験して、自らの世界をつくり上げていくという、まさに文部科学省推薦のストーリー。

 しかし映画の構成や農業の実態、家畜の生態などが生き生きと捉えられ、面白いものでした。農業の経営の厳しさ、一方で農業をやっているものにしか分からない喜びや本質論。主人公はへこんだり、やけになったり、一念発起したり。その中に笑いと感動がありました。観客は意外と多く7分程度の入り。私も涙が出て仕方がなかったけれど、両隣の女性も鼻をすすっていました。

 終わってなんとも言えない良い気分になりました。やはり人が薦めるものや良いというものは、素直に聞いて、自分で体験してみることだと感じました。お奨めです。