法案まず1本可決
2014年03月28日
昨日は農林水産委員会が開かれ、森林保険法案が委員会で可決しました。委員長の役目は、委員会の充実した審議と混乱なく法案を処理することですので、新しい法律がまず1本可決したことにホッとしています。
森林保険法は、森林が風水害で被害を受けたときにのためにかけておく保険です。しかし、木は50年かけて育てます。その中でいつ災害にあうか分からない訳ですが、幼木も含めどのくらいの被害が出るか分からない、という不確定要素が多いだけに、民間の保険として成り立ちにくい。このためこれまで、国が保険者となって「森林国営保険」として、特別会計で運営してきていました。
しかし、民主党政権時の特別会計廃止で、今回民間には委託出来ない性格のものなので、独立行政法人である「森林総合研究所」で引き受けてもらおうというものです。
委員会では各党から「研究機関が保険を運営できるのか」「保険料の支払いで行き詰ることはないのか」「政府保証はちゃんとするのか」などの質問が出されましたが、最終的には採決の結果、起立総員で可決しました。
しかし本会議では私が委員会の審議結果と採決の結果を報告して、改めて本会議場で採決しましたが、委員会に所属していない共産党が反対に回り、賛成多数で衆議院通過となりました。参議院に送られます。
一つの法案が処理できましたが、これからが本番です。新しい農政に関する法案が、内閣から2本、野党から対抗法案として4本出ています。これを一括して審議します。与野党の対決が4月から始まります。気が抜けません。