現場の声を聞くことの大切さ
2014年03月25日
昨日は朝、7時12分の新幹線で山形に出かけました。農業委員会の改革に関するプロジェクトチームで現場の農業委員の方々の意見を聞くためです。
米沢市近くに来ると一面銀世界でした。驚きました。しかし天候は晴天です。月山や蔵王、鳥海山がきれいに見えました。
山辺町(やまのべまち)という人口1万5千人ほどの、さくらんぼと米、米を食べさせたブランド豚などが盛んな地域の農業委員さんや町長さんと2時間意見交換した後、バスで90分かけて酒田市に移動、ここで1時間半の聞き取りをしました。
昨日行った所はいずれも優秀な農業地帯。山辺町も農家所得は高く、酒田市はあの有名な大庄屋「本間家」による米の積み出しで一時代を築いた所。それだけに農業委員会の活動も活発で、農地の問題だけでなく、「おせっかいお母さん事業」など、若者を結婚させるための縁結び活動も農業委員会の女性部が中心になってされていました。耕作放棄地もわずかに0・4%。しっかりした活動に驚きました。
プロジェクトの委員からは、「視察地が少し優等生過ぎた。次はもっと悩み多き地域に行こう」ということになりました。
それでも両市町とも一年間で作物が出来るのは夏、秋だけの単作地帯。年間通しての雇用や職場が最大の悩みでした。農業生産法人の冬場の弾力運用を求められました。地域による様々な悩みにどう対応するか、これも考えていかなくてはなりません。