元気のよさのウラに危うさが

2014年02月05日

 昨日は午後6時から衆議院の本会議。平成25年度の補正予算案5兆5000億円を可決成立させました。これで4月1日からの消費税引き上げに伴う消費の落ち込みを防ぐための経済対策第1弾がスタートすることになります。後は26年度の本予算の審議に入ります。
 ちなみに野党は全て反対で、全野党が反対の討論をしました。
 その中で気になることが一つ。それは日本維新の会の反対討論。一期生の若い議員が登壇しましたが、予算のことより憲法改正や集団的自衛権、靖国神社への参拝などに対して元気良く声高に賛意を示し、民族の誇りなどを強調されていました。
 私もこれらの問題には、反対ではない。しかしそれには深い論理的検証が必要だと思い、いつも悩みながら本をかき集めては読んでいます。このように若い議員から、いとも簡単に言われると、「大丈夫かなあ」と感じざるを得ません。この方だけでなく最近は自民党も含め若いネット世代の方々が一様に勇ましい国家論が多い。何かしら我が国だけの一人国家論になっているようでなりません。
 少なくとも多くの有権者から選ばれて国家を論じる国会議員。もう少し色々なケースや様々な立場の人、周辺諸国の事情や過去の歴史などを考えながら、これからの日本としての思想のあり方を考えていくべきだと思うんですが・・・。