細川氏、都知事選出馬へ
2014年01月11日
東京都知事選挙はとうとう細川さんが出馬となりそうです。困ったものです。深い考えがあるなら別ですが、脱原発を東京都民に問う、ということで選挙戦となるなら、すこし趣旨が違います。
「脱原発」。言葉としては一般受けするのですが、現実的にどうなるのかというと実際は難しい。生活スタイルを変える、経済成長を止める、失業者増も辞さない、世界の流れとは違う選択をするという覚悟が必要です。でないと民主党のマニフェスト「子供手当」「高速道路無料化」「高校授業料無償化」などが有権者に受け入れられたものの、結局は財源がなくボロボロになったということと同じになります。
ドイツが脱原発を政策をとっているといいますが、ドイツとの国境線にあるフランスの原発で発電される電力をドイツは大量に購入しています。大陸続きの欧州と島国日本とは事情が違います。加えて北朝鮮、韓国、中国は脱原発をする日本にほっと一息し、歓迎するでしょう。
もし脱原発なら、詳細な計画と日本全体の国家運営の変更が必要です。それは国民投票で決め、さらに国会で論議して、閣議決定する国家の大転換になります。
私は技術革新を進め、より安全な原発にしていくと同時に、火力、水力、再生エネルギーなどを混ぜ合わせたベストミックスのエネルギー政策を推進すべきと考えています。