言語が違う
2013年12月20日
昨夜はある会の忘年会に行きましたら、経済産業分野を一生懸命やっている議員と一緒になり「農林関係議員とは言語が違うから」と言われました。ちなみに仲の良い友達です。
税制や予算獲得で忙しい年末。ほとんどの分野で農林、地方と経済産業関係はぶつかり合います。
例えば自動車に関する税。「自動車税は取得税や重量税など幾重にも税がかけられ更にガソリンにも税がかかっている。この上消費税が引き上げられたら車の売れ行きは止まり、日本経済にも悪影響を与える」と自動車関連税制の、撤廃か引き下げを求めます。
一方農林や地方は「自動車税は地方税になっている。税を下げるならそれに代わる地方の財源を探して欲しい。それに今、車を持っている比率は公共交通機関が充実した都会より田舎が圧倒的に高い。自動車関連企業は円安の恩恵を受けているではないか。少しは税を負担し、農村社会などに還元して欲しい」ということになります。
役所でも総務省・農林水産省と経済産業省は意見を戦わせます。縦割りと言ってしまえばそれまでですが、バランスを取っていくのが難しい。
政治家は縦割りの弊害を飲み込んで大極的な見方で物事を解決していくもの。経済産業から見れば言語が違うのでしょうが、政治が一緒になっていがみ合う必要はありません。