政策は株価次第なのか

2013年06月06日

 最近ほど株価の動向が注目されているときはありません。アベノミクス発表以来株価は上昇を続けました。一段落したあと乱高下を繰り返しています。その100円、200円がニュースになり「なぜ下がった」という論調です。
 株価が下がると、あの政策が足りない、規制緩和が甘い、という論議になり政策がだんだん刺激的になっていきます。政策展開も株価次第という状況です。
 経済が活性化しているかどうかのバロメーターは株価に反映されます。政策もそれによって大きく変わります。しかし一方で生活の満足度やどのような生活スタイルを求めるか、そしてどんな国の形にするかという尺度もあるはずです。
 市場は正直ですので、その動向に常に関心を示さなくてはなりません。一方でじっくりと社会のあり方を考えることも重要です。