農家の不安は大きい

2013年04月16日

 熊本に帰っての土曜日、2箇所で農家の方々との話し合いをしました。一箇所は酪農家、2箇所目は中山間地の後継者の皆さんです。
 双方ともTPPに対する不安は大変なものでした。それもそのはずです。外国の農産物が大量に入ってくれば、農業がなくなるのですから。皆さん中核農家の方ばかりで、これから様々な夢を持っていらっしゃいます。その夢の描きようが現在のところないのです。
 もっと規模拡大していいものかどうか、更に作目の種類を広げていいものかどうか、借金も抱えながらの悩みです。TPP交渉に当たる方々はそのことが分かっているのかどうか。
 私たちの役割は一日も早く、これからの農業の青写真を描くこと。またそれに至るまでの支援策や道筋を示すことです。
 民主党時代は規模拡大と新規参入を進めるだけでそれに至るまでの手段が示されていませんでした。私たちはもっと丁寧に現場に根を下ろした支援策と将来の構図を早く示さなくてはならないと深く感じた次第です。