共通番号制度スタート
2013年03月28日
国民全ての人々に番号を振る「共通番号制度」(マイナンバー法案)の審議が行われています。
税と社会保障一体改革の中で昨年出てきた法案で、選挙でいったん廃案となりましたが今国会で再び審議され、最終的には成立しそうです。プライバシー保護などの問題で反対意見もかなり以前はあった国民番号制度ですが、これだけ社会の制度が複雑になってくるとどうしても必要になってきます。
昨日はその法案審議が内閣委員会というところでありましたので、答弁のために出席しました。
その人の収入や納税状況、福祉でどれだけの恩典を受けているか、もちろん住所や生年月日など、その人の番号で全て分かります。まず公的社会保障の分野で今後使われていきます。
そのためには地方自治体と中央政府を結ぶ情報回線が必要ですし、地方自治体は広域的に自治体間のネットワーク機構をつくらなくてはなりません。そのため総務省関連の法案もありましたので答弁となったものです。
未知の部分もあり手探りの状態ですが、アメリカや韓国など諸外国は既にスタートさせています。いずれ病院や銀行での利用など民間活用まで広げられるのでしょう。わが国の場合このような仕組みには慎重姿勢ですが、一歩一歩着実に進んでいけばいいと思います。