岡山県美作(みまさか)市
2013年03月05日
日曜日に岡山県美作市に行ってきました。総務省の事業の一つである「地域おこし協力隊」という制度が効果を発揮している、ということで協力隊の皆さんと会ってきました。
協力隊はその自治体が必要と考えた場合、一般から募ります。応募があり自治体の意思で選抜して地域起こしのために働いてもらいます。生活費は特別交付税で交付されます。任期は3年。そのまま地域に住みつく協力隊員も多いようです。
美作市の協力隊は現在8人。20、30代です。元教諭やデザイナーなど前歴は様々です。棚田の復活や古民家の復活、空き家を改造して都会からの移住者を募るお試し住宅、一緒に共同生活をするシェアハウス、更に農業イベントなど若者の、しかも以前からそこに住んでいる住民では気がつかない地域の良さなどを発見して実行に移していました。若者の発想と実行力はなかなかのものでした。もっと全国的に普及させたい制度です。
そのほか宮本武蔵の生誕の地ということもあり、武蔵にちなんだ全国的剣道大会など活発な地域づくりが行われていました。
やはりそれぞれの地域には資源と知恵があります。それをいかに活用するか。人材と予算と実行のための環境整備を国が少しだけしてあげれば、後は自分たちでやれます。ハシの上げ下ろし的指導や各省庁にまたがる既得権や規制が地域の飛躍を阻んでいるケースも多いようです。
もっと隣接地域も見たかったんですが、月曜日が午後から本会議ということで、月曜日の早朝に上京しました。