石原知事の貫禄はさすが
2012年06月12日
昨日は決算行政監視委員会というところで、尖閣諸島についての参考人質疑というのがありました
この委員会は国のお金や法律が正常に使われているかどうかをチェックするところで、基本的には予算委員会と一緒で何を質問してもいい委員会です。
そこで今一番国家として重要な領土問題を取り上げ、尖閣諸島についての有識者や関係者の意見を聴くものでした。
参考人は大学の先生が二人。それに石原東京都知事、沖縄の石垣市市長の4人でした。
参考人がまず15分間ずつ意見を述べ各党がそれに対して質問をします。
石原知事の登場とあって、傍聴席は満杯。マスコミのカメラも勢ぞろいでした。知事は独自の支邦(しな)論、そして最近の外務省官僚の体たらく、尖閣諸島がわが国固有の領土であるにもかかわらず現状のような実態になっていることの国家としての信念のなさ、アメリカに対する不信感などをとうとうと語られました。民主党などはほとんどが一年生議員ですので、ただただ聞き入っているだけです。
質問では石原知事に質問が集中しましたが、みんな質疑というより、ご高説を承る、教祖の言葉を奉る、という感じで質疑になりません。ぺいぺいの国会議員との貫禄の違いを見せ付けられました。田中角栄氏亡き今、これほどのカリスマ性がある政治家は石原知事と小沢一郎くらいなものでしょうか。ちなみに石原知事はその席で、田中金権政治と小沢政治を厳しく批判されました。