年金は振り出しに戻って
2012年02月07日
昨日の参議院予算委員会を聞きながら、民主党が言っている最低保障年金7万円は到底出来ないし、共済年金、厚生年金、国民年金の一元化も不可能、更に財源の見通しも全く立っていないことが分かりました。
自民党の論客林芳正議員の質問で明らかになったものです。どんな低所得者でも7万円の年金がもらえるとしたら、どの所得までかをはっきりさせておかなくてはなりませんがそれがありません。また7万円を埋め合わせるためにはどの所得の時点かで、7万円のほうに移行させなくてはなりません。その所得以上の方はその分年金が減ることになりますがそれもありません。つまり7万円だけが一人歩きして、詳細な設計ができていなかったのです。
なんでも掛け声だけでは物事は成り立ちません。しっかりした設計図と工程表があってこそ着実に前に進んでいきます。
年金も、保険も、経済対策ももう一度ゼロからやり直さなくては、国がつぶれそうです。