リーダーはいかにあるべきか
2011年11月11日
TPP問題は与野党を揺さぶっています。昨日は午後5時30分に野田総理が意見表明するということで、自民党本部では議員団が集まって、テレビを用意し固唾を呑んで待っていました。しかし、意見表明はこの日は行なわず明日に持ち越しということで肩透かしを食わされました。民主党内も揺れています。
一方、我が自民党もみんなが待っている会場に総裁も、幹事長もいなかったことから「党として反対を決議しているのに、党の執行部がいないとは何たることだ」と批判の声が上がると、それぞれが「執行部を呼んで来い。このようなときこそ大将が前線に立って意思表示を国民に向かって鮮明にやらなくてはどうするか」という大合唱になりました。当然私も発言しました。
自民党では先の討議で「時期尚早。今回の会談ではTPP参加表明をすべきではない」という決定をしていますので、そのような不満が爆発したのです。
結局この場は加藤紘一先生が「俺に引き取らせてくれ。総裁と話す」と言って収まりましたが、ここに来てマスコミも参加に慎重報道が目立ってきました。日本にとって大きな問題です。
このような時にリーダーはどのような行動と取るべきか、資質が問われます。
私なら、ここは攘夷を主張。攘夷によって幕府をまず倒した江戸末期の歴史に習います。今が相手の混乱に乗じて倒すチャンスと考えます。大将は打って出るべきです。