常に謙虚な姿勢で

2011年08月31日

 今年1月から始まった通常国会、延長も含めて220日間の国会論戦が今日終了します。昨日は野田新総理大臣が選出されました。また2年前の8・30は自民党が政権を失った日でもありました。色々な意味をこめて昨日は意義を持つ日でした。
 夜、打ち上げの席で谷垣総裁を前に、一言ずつこれからの考え方について発言する機会がありました。みんな今の民主党のこと、自民党のとるべき道を3分間ずつしゃべりました。
 私は平成15年に立候補したときのことを述べました。
 「無所属で3回選挙をしてきた。いかにしたら自民党現職を破ることが出来るかをみんなで考えた。出てきたキャッチフレーズが、威張らない、私利私欲に走らない、人の話をよく聞く、だった。そして当選させてもらった。自民党はそれだけ謙虚さを失い、私欲に走り、国民の意見を聞かない、そんな政党になっていたということだ。その後政権を失ったのは民主党が子ども手当などの夢をばらまいたからではない。自民党自身に病があった、と考えるべきだ。国民はまだそのイメージを持っている。民主党の限界は分かった。後は自民党議員がいかに謙虚に、現場に目を向けひたすら国民のために努力するかだ。企業や団体から推薦をもらうことではなく、個人個人が社会の中に入っていき、意見を汲み取り、解決の道を探っていく、その姿勢をどれだけ続けることができるかが全てである。政治や選挙に特効薬はなく、地道にひたすら走ること以外に政権奪還の道はない」
 と述べました。
 会場は一瞬静まりましたが、その後拍手。帰り際先輩たちから「文章にして党内に配れ」とも言われ、少しは反応があったようです。謙虚に、愚直に進みます。
 残務整理をして明日、夕刻帰り、しばらく熊本で意見徴収活動をします。