この政治状態は何とかしなくては
2011年08月19日
「あんまり他党の批判をしてもしょうがないよ。自民党や自分がなにをするかを訴えなさい」とある先輩が私のブログを見て、以前忠告してくださいました。以来自分のことを書くことに専念してきました。
しかし今の政治状態は、自分の考えだけを訴えてもどうしようもないところまで来ています。
今週は再生エネルギー法案が衆議院を通過し、来週には成立、菅総理の退陣、と行く予定でした。しかし昨日、民主党が「子ども手当は続けます」というビラを30万枚配布しました。そのビラには所得制限が課せられたことも、来年から児童手当に戻ることも記載されていません。
「子ども手当」は財源的に厳しいため、所得制限を設け来年から児童手当に戻すことが自民・公明・民主の三党で約束され、調印もされ、岡田幹事長が陳謝したところでした。その三党合意を無視して自分に都合のよいビラをまく、まさに政治の何たるか、を全く知らないパフォーマンスだけの何ものでもありません。自民、公明は激怒し昨日からの会合を拒否、今日の本会議も開かれなくなりました。
岡田幹事長ら幹部は政党間の約束の重みを認識していたのかもしれませんが、その他大勢の民主党の皆さんはそんな約束どこ吹く風、といった意識だったのでしょう。相手にすることが出来ません。
昨夕、エレベータで民主党の何人かが、夜の懇談の誘いをしていました。1期生の皆さんがが代表選挙に向けての夜のグループ会合の呼びかけだそうです。気持ちは代表選挙、既に権力者になりそれが政治と思っている。以前の自民党と同じです。これじゃあ、民主党政権になっても政治がよくなるはずはありません。既に自民党爛熟時代の気分に民主党若手はなっています。
こんな時こそ自民党、謙虚に、一つ一つを反省点検し、誠実に国民のみんなさんのために何が出来るかを考え地道に歩くべきと考えます。