菅政権いよいよ末期症状
2011年06月28日
地元に帰り、いくつかのグループと懇談し、国会が延長になったことを伝えました。最初50日の予定だったが70日になった、と説明しましたが、一般有権者にとっては、50も70も一緒です。「とにかく、震災復旧を急げ。無理して菅政権に協力することはないけれど、震災に関しては協力したほうがいい。少なくともその姿勢を見せろ」という意見がほとんどでした。
ところが昨日の内閣改造。これを見ると菅政権に協力する気にはなりません。震災復興担当大臣、原発担当大臣、法務大臣と環境大臣の兼務、そして自民党参議院議員から総務大臣政務官。いかに菅政権の人脈が狭いか、民主党政権内に協力者がいかにいないか、を物語っています。
特に自民党から政務官になられた方は、アメリカ暮らしが長かった方で、先日私たちがTPPの勉強会に講師として呼んだ方です。その方が「今の時期TPPなどとんでもない。アメリカの作戦に乗せられるだけ。菅政権は何を考えているのか」と強烈に批判されておられた方です。それが政務官というポストをぶら下げられただけで、その軍門に下るとは、なんとも情けない。やはりポストは魅力があるものなのでしょうか。
西郷隆盛は「命もいらぬ、名もいらぬ。官位もいらず金もいらぬ人間ほど始末に終えぬものはない。しかしこのような人間でないと世の中は変えられぬ」と言いました。今の内閣、全てを欲しがり、少しでも延命したい人ばかりのようです。いよいよ末期です。