もう一度考え直そう
2011年06月23日
国会は結局、70日間延長して第二次補正予算案や特例公債法案を審議することになりました。この間民主党内のすったもんだで、自民、公明もすっかり振り回されてしまいました。延長幅への賛成、反対の判断力も減退したようです。
先日50日間の延長でいったん自民、公明、民主の三党合意が出来たんですから70日延長も自民、公明とも賛成かと思っていました。しかし、党執行部が下した判断は「反対」。国民から見ると50日がよくて、70日が悪い、という判断は理解しにくいと思います。
結局菅総理を引き摺り下ろす。そのことにとらわれて全政党が、全体の流れや国民の意思を把握できなくなった、と思います。国民からすると50日だろうが、70日だろうが構わない。復興と経済対策を推進する予算と法律を作ってもらえばいいんです。そのための延長なら構わない。またいったん閉会して新しい体制にして取り組んだほうが早いならその方を選べばいい。要するにスピード感を持って政治をやって欲しい、ということだろうと思いますが、菅総理という巨大瓦礫を前に判断基準が狂ったようです。
私は70日に賛成すべきだったと思います。それでやるべきことをやればいい。しかし判断を谷垣総裁に一任したうえでの党の決定ですので、従うしかありませんので反対しました。しかし、2人の議員が賛成し、数人が欠席しました。気持ちは分かります。
菅総理はいずれ辞めざるを得ません。みんながあきれ返っているんですから。国益も考えない延命策だけというのははっきりしています。何らかの天罰がくだります。