与党は一体何をやっている

2011年06月13日

 通常国会も後10日足らずとなりました。今つなぎ法案で繋いでいる税法は、今週審議が行われ、可決する見通しですが、そのほかの重要な法案は全く動きがありません。
 私たちが以前から言っている「放射性物質を浴びた廃棄物の処理法」など、陰も形も見えません。一般の廃棄物や、産業廃棄物は「廃棄物の処理及び清掃に関する法」というのがあるのですが、放射性物質を浴びた廃棄物などはその法律がないのです。このため福島原発周辺の家畜の死骸、瓦礫、食料などはそのまま放置状態です。
 家畜の死骸がブルーシートを掛けられたまま放置されているといいます。今後腐敗して感染症の原因や異臭が出ることは大変なことです。早く法律を作らなくてはいけませんが、民主党が動きません。自民党は早くから提案しています。しかし官庁も環境省、文科省、経済産業省などが見合ったまま、よそに任せたい雰囲気です。こんなときこそ政治主導ですがそれが全く出来ていません。
 郵政関連法も特別委員会はつくったものの、中身のことについての話し合いもありません。このような状態なら、ズルズルと会期末を迎えるだけです。
 地元に帰ると「一体政治は何をしている。自民党はもっといろんな提案をしろ。政争ばかりしている場合じゃないだろう」と、お叱りを受けます。しかし政府・与党が全く動かない現状では、野党自民党がどんなにイライラしても、提案をしても、ものになっていきません。歯ぎしりをするばかりです。