一生懸命にやっているつもりでも
2011年03月30日
大震災から20日近くが過ぎました。被災現地はまだ惨憺たる惨状です。原発地域からの避難者、県外に避難されている方々、自分の町に戻ってこられた方、さまざまな境遇の方がいらっしゃいます。それぞれの環境の中で色々な要望が出てきます。不安で一杯だろうと思います。
政党も役所も一生懸命にやっているのでしょう。しかし、不満の声が聞こえてくるということはまだまだ手の届かないところが一杯ある、ということです。しかし役所はこれだけやっているからいいだろう、という意識になりがちです。
昨日も総務委員会で、総務省が現地役場に派遣している職員は2名。余りにも少ない、受身の態勢ではないか、という質問が出ました。しかし片山大臣は今回の災害ではかつてない対応をしている、と自分たちが精一杯やっている面だけを強調していました。常に謙虚に、「これで大丈夫だろうか」といつも自問自答するくらいの気の使いようでないと本物の仕事とは言えません。
私たちももう一度、何が欠けているのかを点検すること、をしなくてはいけない。