今こそ国民への呼びかけを

2011年03月14日

 東北関東大震災はまさに国家の危機です。戦争を除いてこれほどの壊滅的な状況は考えられないことを思うと、今こそ国家を挙げて、人命救助とライフラインの確保、そして復興へと向かわなくてはなりません。
 日本の総理はそのことを国民に訴えなければなりません。まさにナポレオンの占領下にドイツ国民に対してドイツのあり方を説いた哲学者ヨハン・フィヒテの「国民に告ぐ」の日本版をやらなくてはいけません。しかし菅総理を見ているとそれが全く感じられない。腹立たしいくらいです。人間としての本当の「心」がない。人を非難するだけの運動しかやって来なかった人物の限界です。
 一方、谷垣自民党総裁は、今だからこそ自民党が考える、人命救済策、捜索方法、国民への訴え、諸外国との協力体制などのノウハウを現政権に教えなくてはなりません。毎日官邸に行っていいくらいです。事実上自民党のアドバイスで動く、位にしなくてはいけない。それが長年政権を担当してきた今の野党の役割ですが、これがまた一つ迫力がないんだなあ。やはり平時の人間なのかな、と思います。
 すべての行事をキャンセルしてもかまわない。今こそ、国家危急存亡の時期、しかも日本の技量が試されるとき、世界はジッと冷静に見ていますよ。