人生の師
2011年03月02日
昨夜は悲報が届きました。私の「人生の恩師」で熊本日日新聞社の社長だった(現在ホテル日航熊本会長)永野光哉様が交通事故で亡くなられました。一報を入れていただいたのはやはり、永野会長に仲人を努めて頂くなどお世話になられた私の後援会長の岩倉整形外科医院の岩倉院長です。帰宅途中の自宅前での事故だったそうです。
私が新聞社を辞め県議に出ると言い出した時、自分の部下で私の上司だった人に命じて、辞めないように2日間説得されました。一時はグラリとしましたが、やはり思いは貫こうと最終的に決断して、永野社長の自宅に行ったのが朝6時でした。寝巻き姿で応接室に上げてくれました。
私の決意が変わらぬことが分かると「よしそれでは徹底的に頑張れ」と言っていただきました。それからは、資金面の心配もしていただき、選挙に出ることはいろんな人とのつながりや、しがらみが出るのでその対処の仕方なども教えていただきました。またサラリーマンがいかに組織に守られているかを思い知るだろうけど、そこからが勝負だと言われました。その通りでした。「男気」と言うものを改めて教わりました。私が39歳、社長は61歳くらいの時です。
その後何かあると、社長室やホテルの会長室を訪ね相談を聞いてもらいました。最後に会ったのは先週のホテル日航熊本での私の新春パーティーのときです。毎回顔を見せていただいていました。今週熊本に帰ったらお礼に行こうと思っていました。残念です。
年を経るほどに肩書きが増えられ、今はいくつあるか分からない、と言っておられました。何かあると最後は永野会長にトップになってもらうほうが事が丸く収まる、ということからでした。親分肌。まさに熊本の首領でした。合掌。