民主党を追い込められるか

2011年01月20日

 今日から早速、自民党国会対策正副委員長会議が開かれました。24日から始まる国会に備えてどういう方針で行くか、逢沢委員長から挨拶がありました。

 平成23年度予算、および関連法案に対しては反対の姿勢で行くこと。子供手当てや農業の戸別所得補償などあまりにもバラマキ的なものが多く予算として国家国民のためにならない、というのがその理由です。私も昨日の一括交付金などを見てもそう思います。民主党は国民に向けたパフォーマンスが多すぎ、それが予算に組み込まれ、結局無駄な予算となっていますので反対していくことは当然と考えます。

 更に「科学技術特別委員会」の設置も民主党は申し入れてきました。反対する理由に乏しいので賛成することになると思いますが、これも本来なら「文部科学委員会」という常設の委員会があるのですからそこで論議をすればいいのですが、昨年から、「はやぶさ」など日本の優れた科学技術が世界に発信され、また日本人のノーベル賞受賞などがあり科学技術の大切さが改めて認識され始めましたので、設置することになったわけですが、ノーベル賞受賞者から菅総理が「もっと科学技術を大事にして欲しい」と要望されて応えたものとも考えられます。このように、国民に目立つところの対応は早いのです。問題はその特別委員会の論議の内容と予算のあり方ですので充実した特別委員会にして欲しい。しかしコンピュータなどの技術で「世界で一番でなくてはいけないんですか。二番ではダメなのですか」といったのも民主党のレンホウ議員です。忘れないでください。

 自民党は今国会で解散総選挙に追い込む、との方針を立てましたのでしっかりした議論で国民世論を喚起するような国会運営にしていかなくてはいけません。責任重大です。もし追い込められなかったら、自民党執行部の責任も問われることになります。