自民党自身を考えるとき
2010年11月15日
熊本に帰って今回も「坂本さんもう民主党ではいかん。日本はどうなると?」という言葉ばかりでした。アジア太平洋経済協力会議(APEC)が横浜で開催され、オバマや胡錦涛、メドベージェフなど各国の首脳が集まり、マスコミは大々的に報道しましたが、国民の関心はいまひとつ冷淡でした。菅政権はこの会議で支持率回復を目指したのでしょうが失敗です。逆に福岡市長選挙では民主党推薦の現職が大差で敗れ、北海道5区に続き選挙での敗退です。
いよいよ菅政権は土俵際です。今国会は何とか持つでしょうが、来年通常国会になると分かりません。いよいよ次の政権の形を予測しておかなくてはなりません。民主党政権の下、連立の枠組みを変えず総理だけを替えるのか、新たな連立の誕生か、それとも解散か。各党も新連立も視野に入れて動き出す可能性があります。
そこで自民党はどうするのか。私は今のままで党内改革を進めるべき、と考えます。「世代交代と世代間協議」「政策決定の簡素化」「自民党と地方議員、各団体との話し合い」などやるべきことは山ほどあります。野党の期間にどれだけ生まれ変われるかの努力をすること。自分を変えるためにここが正念場。甘い誘いや、野党を一日でも早く抜け出したい、と言う気持ちを抑えて、あるべき姿を追求する時期です。