予算委員会の論戦と後半国会

2010年11月01日

 十月一日に始まった臨時国会。今日から後半戦です。朝から自民党国会対策委員会が開かれ、緊張感を持っていこう、と気合を入れました。九時からは予算委員会の集中審議でした。集中審議とは前半国会を終了して、特に問題がある点をもう一度問いただして、政府に足りない点、是正しようという点を質そうというものです。

 早速、武部勤先生らが質問しました。中国との外交問題と漁船衝突のビデオ公開、更に円高に伴う経済対策、小沢一郎さんの政治と金に絡む証人喚問が集中のテーマとなります。

 どうも民主党政権の外交方針は定まりません。中国に遠慮気味です。それを見透かすようにロシアのメドベージェフ大統領が、本日、北方四島の一つ国後島に降り立ったというニュースが予算委員会の途中に飛び込んできました。日本が揺さぶられています。

 一方で、アメリカ、オーストラリアなど九カ国が環太平洋経済連携(TPP)を結ぼうとして、それに日本が参加するかどうかを試されています。四方八方から攻め立てられている民主党政権です。それも民主党政権の軸足がどこにあるのか分からないからです。その思いは諸外国だけでなく、日本国内も一緒です。

 ちなみに私は中国、ロシアに対して強い姿勢で臨むべき。ビデオも公開すべき。もちろん、TPPに関しては、断固反対です。