大切なことは約束を守ること

2010年07月12日

 参議院選挙は民主党の敗北に終わりました。自民党が勝ったのではない。民主党が自滅したんです。自民党は人事も含めてこれから考えていかなくてはいけないことが一杯あります。
 民主党の敗北の原因は簡単なこと。有権者との約束を守らなかったこと、に尽きます。消費税を上げないと言っていながら、総理が突然10パーセントを目安として言い出す。総理は各国の国際会議に出席して、日本がいかに財政的に諸外国から信頼されていないかを肌で感じ取り、消費税引き上げの必要性を大所高所から説いたのでしょうが、国民はそんなことは分かりません。
 政治家は将来を見据えて自分の論理を展開します。結果としてそれは正しいことが多い。しかしその前に約束は約束として守らなくてはいけない。高邁な思想や政策よりも、うそを付くかつかないかの庶民感覚、これが一番大切なことと思い知らされました。私も選挙に出てきたときの原点を忘れないようにしなくては、と感じ取った次第です。