地道にやれば日は昇る

2010年05月19日

 昨夜は午後1時開会の本会議が、午後8時50分開会。地球温暖化ガスを2020年までに25パーセント削減するという法案を強行採決した環境委員会委員長の解任動議を自民党が提出、記名採決が行われ、民主党の反対で否決しました。あと10年で1990年比25パーセント削減というのは理想論ではあるが、土台無理な話で、企業活動の低下や雇用不安を招くので、もっと現実的な数値にしよう、というのが自民党の主張でした。
 その後法案に対して民主(賛成)、自民、公明(反対)それぞれが討論をしました。どう聞いても自民党の反対討論が筋が通って論理的です。民主党は1年生の方が討論に立ちましたが、論理的とい言うより感情的、これでは本当に世界や国家を論じることにはなりません。
 その後、民主党が郵政関連法案を提出しましたので、自民党は全員退席しました。この法案は郵便貯金の預け入れ限度額をほかの金融機関は1000万円ですが、郵貯だけは2000万円にしよう、という法案です。再び郵便局の国営化を目指すものです。
 退席しながらやるせない気持ちになりましたが、こんな法案は認めるわけにはいきません。審議しても強行採決は目に見えていますので審議の仕様がありません。
 民主党の質問内容や議員の質を聞いたり見たりしていると、やはり中身がありません。勉強も論議もしていない。このような状態なら、いつか行き詰る。国民の皆さんも分かってこられると思います。
 自民党はあせる必要はない。パフォーマンスも必要ない。本当に政策で勝負をする政党に生まれ変わること。民主党を相手にするのではなく、自らを鍛え、政策を磨くために地道に黙々とやっていけば、いつか自民党も生まれ変わるし、国民の皆さんにも理解してもらえる日が必ず来る、そう確信しました。