人気取り子ども手当、無償化
2010年03月12日
今日、文部科学委員会と厚生労働委員会で「高校授業料無償化」の法案と「子ども手当」の法案が採決されそうです。私は文部科学委員会ですが双方とも大きな問題を抱えたままです。
高校授業料は朝鮮学校にそれをあてはめるかどうか、など全く輪郭を決めないままです。他の外国人学校は無償化されます。しかし外国にある日本国籍の子供が学ぶ日本人学校は適用されません。国民が教育を受ける機会均等を保障した教育基本法に抵触します。
一方「子ども手当」は日本で働く外国人の母国に残してきた子供にも支払われます。母国に20人子供がいる、という証明さえあればいいのです。アラブの石油王が一夫多妻制の国に残してきた子供が、30人といえばそうなる、また牧師さんが、難民の子供を救うために100人の子供と養子縁組をしていて、日本の教会に赴任して布教活動をすることになった、となれば100人に手当てが出る仕組み。おかしいとは思いませんか。反対します。生煮えの法案であり、人気取りの政策に過ぎません。