論より証拠
2010年01月06日
4日、5日と阿蘇の小国町、南小国町の出初式でした。阿蘇の風は冷たい。立っているだけで凍えそうです。正月のテレビを見ていると、政治関係はやはり政権政党の民主党のことばかり。腹立たしい限りです。しかしその中で「そうなのだ」と思わせる一こまがありました。
東京で経済関係者の新年会。出席した鳩山総理は、経済の成長戦略について語り、来年度の予算について「“経済あっての人”の予算から、“人のための予算”にした」と来年度予算案について自画自賛していました。これに対して、経済界から「言葉はもう良いから、実態として政策を示してほしい」と言われていました。まったくその通りです。
鳩山さんは野党時代から、目新しい言葉を使うのが得意でした。質問に立つと「国民の皆さん」と言う呼びかけから始まります。今はご自身の母親からの献金問題について釈明するとき「国民の皆さん」と言う言葉はありません。コンクリートから人へ、地域主権、生活者のため、などいろいろな言葉を使っていますがそろそろ色あせてきたようです。やはり実体を伴わない、本当に深く考えられたものでない政策は、どんなきれいな言葉を使っても色あせてしまいます。そろそろそのような傾向が見えてきたようです。
問題は自民党がこのような民主党の状態でありながら、もうひとつアピール力がない。なぜだろう、と考えています。人の問題か、それとも組織上の問題か、はたまた政策の問題か。しばらく様子を見ます。しかし今のまま行ったら18日から始まる通常国会の追及も不発に終わりそうな感じです。何とかしなくてはいけません。先に書いたようにもう少し我慢しますが・・・。