党内対立

2009年01月23日

「定額給付金」「消費税の引き上げ」「公務員改革」で党内対立が続いていましたが、ほぼ収まりました。
小泉元総理流に言うなら「抵抗勢力」と「改革派(上げ潮派)」の対立です。以前なら抵抗勢力が弱かったんでしょうが、現在は逆転しています。小泉さんから言うと「抵抗勢力」だったんでしょうが、今は「国民生活の安心・安全勢力」と言って良いかも知れません。
「定額給付金」について「上げ潮派」が「効果が薄い。愚策だ」と言えば一方は「とにかく今の状況ではどんなことでもやってみるべきではないか」と言います。「消費税引き上げも」上げ潮派は「今のような景気が悪い時に何故3年後に引き上げということを言うんだ」というと一方は「医療費や年金介護費用が年間どれだけ上昇しているのか知っているのか。財政は破綻している。引き上げで国民負担が小さくなる分野が多いんだ」と言います。
「公務員改革」も「国民感情から言って天下りや渡りは絶対許せない」と上げ潮派が言えば「天下り、渡りは廃止する。しかし、移行期間というのがある。順序だててやらなくては本当の効果は出ない」となります。
それは、国会の予算委員会での「自民党」対「民主党」の対立より言葉そのものは激しいものです。外でマスコミがその怒鳴り合いを聞いていますので、自民党が分裂するような印象を与えます。しかし、最後はこうしてまとまります。今後民主党との論戦になりますが、これほどの激烈な対決をしてきていますので、民主党との激論もくぐりぬけられるという訳です。
県議会の時もそうでしたが、自民党は人事で、予算で、政策で本当にけんかします。しかし、最後はまとまるのですね。
これは何でしょうか。権力という求心力。理論でなくおおらかな性格に政治家の集まり。最後は国民・県民のためという大義があるからでしょうか。自民党の強さはこの辺にあります。自信を持って政策を進めていけば大丈夫。