一週間を経て
2009年10月30日
月曜日の朝一で上京して一週間、充実した日々でした。自民党の懇談会から各部会、そして本会を通じての民主党の対応、これからの両党の姿がおぼろげながら分かりました。特に自民党としては、やるべきこと反省すべきことがまだまだあります。民主党も他党のことながらアキレス腱も見えてきました。
自民党はまだ反省すべき所ばかりです。しかし、懸命に各部会で役人の説明なしに自分たちで論議しようという姿勢は見えてきた。この方向性を持続させなくてはいけません。部会でまだ、自分の思い通りに行かないので、役人をしかりつける人がいます。もういい加減にして欲しい。これから自分たちが立て直していかなくてはならないんだ。ベテランに多いかと思いきや、これが改革派といわれる中堅に見られます。しかも役人出身の方によくある傾向。やはり役人というのは自分で苦労や責任をかぶる習慣がないので、人や部下をしかりつける習性になっているのでしょうか。エリートといわれる人たちの、こんな状態になった時の弱さを感じました。
また民主党をいじめさえすればよい、という傾向も見えました。これはベテランの有能な方々。政治や政策のノウハウも知っておられるので民主党のやり方がまどろっこしくて仕方ないのだと思いますが、余りいたぶっても仕方ない。判官びいきと言うもので返って相手方に同情が移ります。
民主党もこのままだといずれ、行き詰まります。まだ野党の気持ちでおられるところがあります。この気持ちが消えない限り政権は引っ張れない。しかし行き詰って来たときに、それを何とか跳ね除けるため、懸命の努力を自分たちでやり、これまでと違った手法を編み出すならこれは怖いことです。目下のアキレス腱は、鳩山総理の献金問題と小沢体制です。今臨時国会でどれだけの動きがあるか分かりません。自民党は相手打倒に余りあせらないこと。次の通常国会もあります。
私のほうは当面農政、文部科学、国土交通の役職を担うことになりましたのでこの方面の勉強をします。臨時国会での提出法案は国土交通関係で「北朝鮮の貨物船舶の検査法案」です。今日帰ります。土日選挙区でまた皆さんと懇談、報告できるのが楽しみです。