途切れることへの恐怖

2009年09月12日

 昨日は21年度の補正予算で事業が組まれた熊本県関係分の点検をしました。このうち既に予算執行凍結の通知が市町村に行っているところが農業関係分でありました。各農家は補正予算で付いた補助金を頼りに機械の購入や畜舎の建設に取り掛かろうとしていた矢先ですので、不安でいっぱいのようです。このようなケースが今後増えてくることが考えられます。

 政権が変わりますのである程度の混乱は避けられないところですが、民主党が何もかにも前政権の政策を否定して、予算凍結をすればそれこそ混乱の極みであり、国民生活は疲弊します。ここは国民のことを第一に考え、残すところはそのままの形で残すという賢明さが必要なときです。特に経済対策については、自民党が取った措置は私は正しい、と思います。もちろんいわゆる「漫画喫茶」と言われるアニメ殿堂など少し行き過ぎたところもあるでしょうけれど、それは勢いで予算化してしまったことでこれらを除けば今必要な予算が大半です。今年度は継続をして欲しい。

 今後野党としての活動に移りますが、いたずらに反対するのではなく、良いところは良い、反対すべきところは対案を持って反対、と主張していきます。まず生活や経済効果が見られる21年度補正予算は速やかに執行すべきです。