政局報道は難しい

2009年07月03日

 永田町界隈はいよいよ緊迫して来ました。解散が近づいてきたためです。昨日も細田幹事長が「本会議と所属する委員会の開催日をのぞいて東京にいる必要はない。選挙区に帰って一票でも獲得して欲しい」と檄を飛ばしました。麻生下ろしの動きも止まり、一致結束して選挙に向かう空気が出てきました。

 しかし、マスコミの報道はどうもそうではありません。自民党内の分裂、麻生総理の孤立と求心力の低下など、そのようなことだけ報道されています。実際は麻生総理の孤立感はそれほどでもありません。不満が底辺にあることは事実ですが、今は一致結束して、静岡知事選挙、東京都議会議員選挙に向かおうという空気です。

 森元総理が麻生総理と会って、党三役の人事を扱わないように、と言ったということですが、他に相談があったのでしょう。

 このようなこと一つとっても、報道は「政権交代」をキーワードに行われますので、政権政党にとっては大変な逆風です。それは仕方ない、と腹をくくることです。今朝も8時30分から、今年度で期限切れとなる「過疎自立促進法」の継続問題について、自民党の過疎対策特別委員会が開かれ、次の過疎法の基本路線を巡って意見を戦わせました。このような政策的な積み重ねを国民や現場の立場に立って実施していくなら、きっと良い方向に向かっていくはずです。

 私たちが提唱した、自民党は一致結束しようと呼びかける「結束の会」も順調にスタートしましたので、あとは政策とマニフェストを訴えながら選挙に向かっていきます。