政党人としての責務

2009年06月30日

 昨日選挙区を回っていると、ある議員から電話があり「余りにも麻生下ろしの動きなど軽率な行動が多すぎる。結果的に自民党の不利を誘発している。ここは自分たちで選んだ麻生総理で選挙を戦う覚悟を持つべきだ。その同志を集めたいのでお前が呼びかけの文章をすぐ書いてくれ」と頼まれました。

 車中ではありましたが、呼びかけ文を殴り書きにして、事務所に電話で連絡してパソコンで文書化して先方の事務所に送付しました。その文章が今日、賛同しそうな国会議員に配布され、集まりがあります。

 以前から言っているように選挙をするのは候補者本人です。政党はそのバックボーンというだけにしか過ぎません。自分が選挙区でいかに政治活動してきたか、どれほど国や地域のために自分が所属している政党を活用して法律や予算をつくってきたか、この後どういう考えを持っているのかを有権者の方に訴えその審判を仰ぐのが、現職の政党に所属している議員の選挙です。

 それを政党の支持率や麻生総理の人気がないから、また取り替えようなどというのは駄々っ子と一緒です。政治のあり方を本当に理解していないのではないか、と考えます。

 麻生下ろしの声が出る中、それに対抗する形になりますが、バタバタと直前になって厚化粧するのではなく、今こそ一致結束して覚悟を決めて、有権者の皆様に自分のやってきたことこれからやるべきことを訴えて、堂々と戦うときだと思います。麻生総理には不満もありますが、そのことと選挙は違う。自民党の反省点や改善点、自民党でしか出来ないことをしっかりと考え、選挙にまい進する時です。