消費者庁設置に関する答弁

2009年04月27日

 今日は参議院の「消費者庁設置に関する特別委員会」で総務省としての答弁でした。質問者は参議院大分県選出の磯崎陽輔議員です。磯崎議員とは大蘇ダム問題でも一緒に活動していますので、余り意地悪な質問はないだろう、と少しは気が楽でしたが、東大卒の自治官僚出身です。官僚組織のことについてはプロ中のプロですので下手な答弁だったら笑われる、とやや緊張気味でした。

 質問の内容は「行政も国会も全力で消費者庁の設置にこぎつけた国家政策である。その割には組織として貧弱ではないか。行政組織の面や職員定数の面で、総務省としてはもっと最大限の配慮をすべきではないか」という総務省の尻をたたく、応援メッセージでもありました。

 それに対しては「福田前総理も麻生総理もその重要性を十分に認識され政府の重要課題には間違いない。今後は(磯崎)委員の意見等を十分に勘案しながら、消費者庁発足後における遂行状況や新たな課題を見つけながら必要な体制整備については、適宜、適切に対処してまいります」と答弁しました。

 磯崎委員も「総務省から良い答弁をもらった」と返されました。消費者のための消費者庁設置ですが、一方でそれが生産者のためにもなる国民全体の組織にしていきたいものです。