新たな気持ちで
2009年04月01日
今日から平成21年度。新しい年度に入りました。国会、特に自民党は経済対策をどうするか。それを将来の日本の姿にどう結び付けていくか、という論議が一日中続いています。
10時には政調会の全体会議が開かれ、向こう3年間の集中投資とその後の日本のあるべき姿、そして世界をリードしていくための戦略会議がありました。「日本再生への戦略プログラム」というものです。メインは「太陽光発電や次世代の自動車、省エネ家電をいかに普及させていくか」。「人・モノ・金を効果的に動かし世界やアジアをリードしていくためのインフラ整備」、そして「健康長寿と子育てにまい進できる社会づくり」、です。この3分類の中に環境や農業、教育などが入ってます。
意見はそれぞれの分野からみんなが得意の政策が次々に出ました。「これもあれも書き込んで欲しい」という訳です。みんな一理ありますので聞いていると、それを盛り込むなら膨大なものになり、焦点もぼやけてしまいそうです。そこは保利政調会長や園田政調会長代理がうまく仕切っていかれるでしょう。
全体の流れを聞きながら感じたことは、立派な政策ばかりだけれど、大切なことは、これを実行する時にいかに効果が出るようにするかです。そのために重要なのはスピードと運用に当っての柔軟性です。政策を現場に下ろした時、霞ヶ関官僚の柔軟な考えが要求されます。更に各自治体においての裁量とそれを効果的にする自立的な知恵、競争力が必要です。自治体は自分たちで考えて実行できるように予算を組んで欲しいと言いいますが、実際にそのような環境になるとなかなかアイデア等は出てこなく、どこも国の基準に沿って同じようなバラマキ型や人気取り政策が並びます。自治体の政策力アップも望まれるところです。
とにかく危機的状態。緊張感を持って事に当りたいものです。