かんぽの宿問題
2009年02月24日
今日の総務委員会は民主党をはじめとする野党の質問でしたが、日本郵政が売り出した郵政の宿舎や医療・福祉施設の質問オンパレードでした。
野党が出したデータを見る限りひどいものです。1億円や5億円で郵政から買った会社が、数カ月のうちに同じ関連会社に3-4倍の担保をつけて移転登記をして、更にマンション建設の会社に転売される、郵政の職員宿舎が何ヶ月かのうちに高級マンションとして姿を変えるなど、まさに打ち出の小槌が民主党の出した資料では明白でした。
役所とはこういうものでしょうか。自分の財産でないから安易に安く売ってしまう。しかも公正な入札が行われたかどうかは不明のままでした。自分のものだったら1000円でも高く売ろうとするのに、国民の財産をないがしろにする様子が見て取れました。続きはこのあとまた再開されることになりましたので、与野党に関係なく明らかにしてもらわなくてはいけません。
戦時中や戦後、旧日本陸軍の財産を財閥系統や特殊な人物に不当に安く払い下げられたことなどと原型は一緒のようです。いつの時代にも国有財産の払い下げの時には、甘いものに群がる蟻と同じで、歴史は繰り返すのでしょうか。情けない話です。