やっぱり厳しい

2008年12月22日

 21年度予算も内定しました。あとは来年1月5日から始まる通常国会での審議を待つだけです。二次補正予算案と並行しての審議となりますので大変な国会になると思います。88兆5500億円の本予算と、27兆円の年度内の補正予算を同時に審議するわけですからどんな国会になるのだろうと案じています。
 しかし、私自身は良くここまで予算案をつくってきたと思います。しかも地方の要望や社会保障費の増額、景気対策と雇用対策など何時になく要望が多方面にわたっている中で、30兆円という国債の枠ははみ出してしまいましたが、これだけ景気が悪化すればある程度の出費は必要なところです。さすが官僚の能力だと思います。
 しかし、選挙区に帰って地域を回ると自民党は悪評散々です。「何もしていない」「政策が遅い」「政策がぶれる」「役人の言いなり」「定額給付金はやめろ」「庶民の気持ちが分かっていない」。一生懸命しているのですが、どうも空回りしているようです。
 一昨日山間地の農家を回りましたら、「もう自民党には入れんよ」「おれたち生活が出来ん」「一体何をしてくれたんだ」。返しようにも返す言葉がありません。「何故こうなってしまったんだろう」と改めて思います。
 どうも納得いかない面もありますが、これが国民の多くの声には違いありませんので不景気のせいにしたり言い訳や強気の反論をせずに、何が原因か、どこに今の自民党の改善すべき点があるのかを冷静に緻密に分析して、立て直す必要があります。
 国会周辺の永田町にいては感じないことを熊本に帰ればみんなから批判を受けて痛烈に感じます。このことが一番大切なこととは思うんですが・・・。