やっぱり政策で勝負だ

2008年12月11日

 昨日同僚の議員と話していましたら、彼がこんなことを言いました。「政策で批判されるのはいい。時期が変わればその政策が正しいこともあるし、私たちも政策を勉強して信念を持って、その政策を批判している人に反論することも出来る。しかし、党の内紛とか総理の言動やまたスキャンダルで批判されると私たちも反論の仕様がない」と。
 まさにそうです。やはり政策を突き詰めていくこと。特に今のようにリストラや消費の落ち込みという経済不安が蔓延している時は政策を次々打っていくしかありません。
 そんな中昨日、自民党の税制調査会が消費税について、「数字は明記しないが、引き上げの時期についてはある程度示しておかなくてはいけない」という方向を打ち出しました。またタバコ税についても「税の増収になるかどうか不明確」ということで見送りの方向となりました。このように政策を打ち出していけばいい。賛否両論あるでしょうが、政策論議の中に国民の皆さんも巻き込んでいくことになります。
 昨日は道路特定財源の一般財源化に伴う勉強会もありました。道路は確かに大切。しかし今は道路が出来たから地域が発展するものでもない。それと一緒に光ファイバーなどの情報通信施設や下水道などの社会基盤整備が必要。それが地方の経済や農業、医療介護福祉、教育の整備につながる、と私は考えていますので、ただ闇雲に自由に使うというのではなく「地方の社会基盤の整備と充実のために使うべき。それが地方活性化や雇用対策につながる」と訴えています。
 このように都市選出議員と地方選出議員や環境派と社会資本整備派など立場の違いはあるでしょうが突き詰めていくとどこかで折り合います。
 今の自民党、政策決定過程のあり方に問題はあるのですが、やはり政策を論じてそれを国民のみなさんに発信していくこと、が最も大切と改めて思います。