自民党再生のためには
2008年12月04日
昨日あるベテラン議員との立ち話。私が「先生今の自民党どうですか」と問うと間髪いれずに「ダメだね。再生できないよ」と思わぬ言葉が返ってきました。「何故ですか」と言うと、ベテラン議員は「人材の育成を怠った。金と権力、そして人事で人をあやつってきたつけが今出てきている。政治はやはり人材だ。地道に日本や世界の政治を考える政治家を党でしっかり教育しながらつくってきておかなくてはいけなかった。人材が払底(ふってい)している。政党として生き延びることは出来ない」と厳しい言葉でした。
この方は特に人材育成に力を入れておられた真面目な方です。それだけに今の状態に幻滅を感じていらっしゃるのだろうと思います。
なるほどとも思います。果たしてどれだけの人材がいるのか。今、来年の予算編成で税制の論議や予算の論議をやっていますが、各府省の役人の言葉を代弁をするような族議員の意見ばかりです。族はこれはこれで大切なことであると思います。しかし、セリフを大きい声で言うばかりで政治全体に対しての目配りがないから説得力がありません。
私のようにあんまり発言しないのも問題なのですが、道路特定財源の論議にしても出てくる意見はワンパターンで「またか」と思います。シナリオが見え見えです
もっと国の在り方を根本的に考え自らの立つ位置をしっかり定めて考えることが今求められている、と考えます。
そのベテランの議員の方は今回で議員をやめられるということを聞いています。