農村と都市問題
2008年11月03日
昨日は阿蘇のある地域の体育祭の打ち上げに行きました。集落ごとの宴会です。都合4集落回りました。これまでだと宴会の途中でお邪魔をして、挨拶をさせてもらい自分も酒を飲みながら、お酌して回るのが通例ですが、今回は違います。
挨拶はしますが、酒をついで回る前に手を挙げて今の農業情勢や政治状態について次々に質問が出てきます。
「一体食糧問題を国はどう考えているんだ」「このようになってしまった農業、農村の責任は自民党にあるのではないか」「経済活性化のための交付金はありがたいが、高額所得者が何でもらわなくてはいけないのか」「役人の給料はなぜ下がらない。農家はこれほど苦しんでいるのに」「年金や、事故米問題。官僚の天下りなどそんな問題を曖昧(あいまい)にしておいて、選挙前にあれをやります、これをやりますなどと言ってもピンと来ない」などなど。民主党や野党が言っているようなことが主婦の方からも、若者からも出てきます。酒も飲まないで約一時間、熱心な討議が続きます。こんなことは今まで経験したことがありませんでした。
それだけ、経済や生活が逼迫しているということです、そしてそれを必死になって訴えておられるということです。これまでと全く違う政治への空気を感じました。
政治を見る空気が違います。自民党に対する考えがこれまでと違います。野党のいう事は党利党略と思いますが、このような住民の声を聞くと今の政権の危機的状況が分かります。これは時間を置いても解決する、あるいは和らぐものではありません。よほど自分一人ひとりが将来に対する考えを持って訴えなくては、理解してもらえません。
改めて危機的状況が分かりました。
農村と都市の問題。生活の問題。所得の問題。それぞれに深刻です。