この一ヶ月の課題

2008年11月02日

 今朝の新聞各紙は選挙が延びたことで、これからの日本がどういう方向に行くべきかをもう一度政党、政治家が考、えそれを国民に審判してもらう、そんな期間にしなければならない、という各評論家の意見を掲載していました。
 最近評論家と言われる方々の、意見やテレビコメントがいかにいい加減で責任感がないかを感じることが多いのですが、この考え方は私も同感です。
 確かに今、自民、民主双方の非難合戦や経済対策競争になっています。それはそれで大切なことと思いますが、一方でここまで世界も、日本もなってしまったより深い原因を探り、改めてわが国に一番適合する仕組みというのを編み出さなくてはいけない時期と考えます。将来の進むべき国や地方の姿の目標が見えなくては、対処療法だけでは結局、税金の効果的な遣い方にはなりません。かといって天下国家論だけ論じていても、前には進みませんが、ここは国、地方に限らず不平不満よりあるべき制度の提示、が大切です。
 この何ヶ月かかけてこのことに思いをはせてきました。一言で言うのは難しい。またいろいろな方法、手法があって一つの方向に決めてしまうのも危険が多い。賛否両論あります。しかし、ある程度の方向性と、それに近づくための政策は共有していなくてはいけない、と考えます。そのことをこれからも折に触れて提示し、集会でも発言していきます。これは私にとっての選挙までの幾つかあるうちの一つの課題です。