決戦を意識した所信表明演説

2008年09月29日

 第170国会は今日開会しました。午後1時から参議院本会議場で天皇陛下を迎えての開会式がありました。厳粛な雰囲気です。共産党は出席しませんが、衆参両議員が参議院に集まって、思い思いの席に座り、天皇陛下を待ちます。しわぶきひとつしない静かな本会議場に河野衆議院議長の先導で天皇陛下が登場されます。全員が頭を深々と下げてのお出迎えです。日本の天皇制がいかに確固たるものかを知らされます。
 その後2時から衆議院で本会議そして麻生総理の所信表明演説がありました。こちらは先ほどの開会式とは打って変わって怒号、ヤジの嵐です。演説の中身もこれまでの総理の所信表明とは全く違うトーンで、民主党に問いただす演説でした。「政府はこう考えているが民主党はどう考えているのか。財源の裏づけはあるのか」といった挑戦的な演説でした。まさに選挙を意識してのものです。既に戦いは始まっています。
 あとは、いつ解散して本番の選挙となるか、それだけのもののように感じました。激しい党首同士の争いになりそうです。
 しかし、議会終了後に情報が入り、解散先延ばしの可能性もある、ということでした。しかし、もう先延ばしはしてくれるなよな。こっちは戦闘モード十分なのだから。これでもし先延ばしするようなことなら自民党はもっと危機的な状況になる。そして色々なものがもっと出てくる。早く選挙をやろう!