経済対策を最優先に

2008年09月17日

 アメリカの大手証券会社「リーマンブラザーズ」が破綻しました。負債総額64兆円。日本の国家予算が80兆円ですので、その金額も桁外れです。今後日本を含め世界の経済に大きな影響を与えます。更に関連破綻が続けば世界恐慌の可能性も出て来ます。
 わが国はそれでなくても、原油をはじめとする輸入原材料の高騰で、第一次産業や、製造業が悲鳴を上げています。これに加えて、金融機関が自己防衛のために貸し渋りを今以上にやれば、日本経済はますます、奈落の底に落ちてしまいます。やはり今は経済対策最優先です。しかも財政出動をある程度やって、農林業、中小零細企業の息の根が止まらないようにしなくてはなりません。今何もしないとまさに「失われた政治」になってしまうでしょう。
 効果的な補正予算と総花的でなくメリハリの効いた経済対策が必要です。2兆円弱の補正予算案は、新総理になった時臨時国会で直ちに成立させるくらいのスピードが必要。それにはもちろん民主党も協力してもらわなくてはなりません。