国会会期延長
2008年06月13日
今日で国会が終了予定だったんですが、1週間の延長となりました。来週一杯開会されます。その議決が今日の本会議で行われましたが、民主党は昨日から全ての審議を拒否していますので、本会議も民主党抜きで行われました。共産党は出席です。いつも思うんですが共産党はこの点では立派です。いつも出席して自分の党の意思表示をします。駄々をこねて本会議や委員会を欠席する民主党とは違います。
なぜ会期延長か。日本はASEAN(東南アジア)との経済連携協定(EPA)を結ぶことで合意をしました。衆議院では5月22日に衆議院で可決しました。しかし参議院に回って参議院が審議をしません。このため国会が終われば、この条約は次の臨時国会まで待たなくてはいけません。しかし事は国際間の約束です。相手国に日本の国内事情だけで約束を反古にしたり引き延ばす訳にはいきません。
憲法61条では条約の国会承認は衆議院の優越が認められており、30日を経過すれば衆議院で可決しておれば自動的に承認が成立します。それだけ国民生活や国際関係を重視しているということです。このため来週の土曜日が30日経過となりますので自然承認と言うことで1週間の延長となる次第です。
しかし来週も民主党は審議拒否。しかも自然承認を待つだけの国会開会。無駄遣いの典型です。