廃墟の中からの出直し
2008年06月06日
昨日は同志である阿蘇市選出の佐藤まさし県議会議員が県議会の経済常任委員長に就任され、祝賀会が地元阿蘇市で午後6時半からありましたので、本会議終了後3時55分の羽田発で帰り、最終の午後8時45分熊本発の便で上京しました。
わずかの間の阿蘇祝賀会場でしたが、やはり皆さんの生活苦はあらゆる所から主張されました。時間も余りありませんので、各テーブル挨拶だけにしてきましたがそれでも「坂本さん、牛にえさが食わせられん。友達は首をつった」と畜産農家の方。「やっぱりどう考えても後期高齢保険はいかんなあ」と言う高齢者の方。「この阿蘇はもう限界。企業は来ないし農業では飯は食えんし」と祝賀ムードより懇願会場です。これを聞いただけでも寸暇を惜しんで熊本に帰った甲斐があった、と感じました。
すでに生活そのものが破壊的状態。このままなら地域も人身も荒れるばかり。こんな時期に選挙をしたら、後をどうするかより、今の政権をぶっ壊せば何とかなる、と言う感情論が先立ち自民党は総崩れです。それはそれでいいのかもしれませんが、長い眼で考えると日本のためには決して良くない、とこれだけは確信を持って言えます。
「なんとか立ち上がろう」というあの何十年か前の国民一致した考えと奮起に戻ることが今一番大切です。官僚や政治家の贅沢を慎みもう一度一から出直す覚悟でやるべき。すでに倒産した会社と同じような状態に日本はなっているのですから、全ての無駄を排して、家族、集落、地域が一体になっての出直し。あの「廃墟の中から立ち上がった気持ち」で臨まなくてはと考えます。
まず「かいより始めよ」。事務所の出費も抜本的に見直します。車も省エネ車に切り替えます。切り詰めながら次にどんな仕組みにしていったらいいのかを考えていきます。