会期末まで二週間
2008年06月03日
先週は東京は雨、九州は曇りか晴れだったんですが、六月に入った今日は全国的に雨でいよいよ入梅です。通常国会も残すところあと二週間となりました。ここに来て少し民主党も歩み寄りを見せているようです。さすがに審議を拒否するイメージだけが先行することに気が引けているのでしょう。先週ある民主党の方と会合で一緒になった時、挨拶の中で「民主党は審議を拒否ばかりしていると受け取られがちだが、法案の成立は順調だ。与野党が対立する重要法案だけが残っているだけだ。マスコミもいかにも民主党が審議をボイコットしているから政策が進まないという印象の報道が強いので抗議をした」と言っておられました。考え方も色々あるなあ、と感じたところです。
しかし私たちが進めている議員立法「ハート購入法」さらに「ハンセン病問題基本法」は他の法案が詰まっていて、今国会で成立できるかどうか分からなくなってきました。ガソリンの値下げなどですったもんだしたあの一ヶ月間の空白はここに来て効いています。
いよいよ国会大詰めとともに、来年度の予算要求の骨格作りが始まりました。今朝は林業関係の来年度予算要求に向けた話し合いでした。国産材の自給率15パーセント。食料39パーセントの比ではありません。いかにしたら木材需要が伸びるか。間伐や林道建設など入り口だけ予算を分厚くしても、肝心の木材が売れ行き、いわゆる「出口」が詰まってしまうなら何にもなりません。
それにしても来年度予算の準備とは回転が速い。しかし、常に改善と見直しは必要なこと。来年度の予算という認識でなく、常に政治を見直していくという姿勢で議論に臨んでいきます。