NHKとはどういうところだろうか

2008年05月28日

 今朝の自民党電気通信調査会はNHK職員の株取引についての報告を聞きました。しかしあまりにもいい加減な報告書だったので結局差し戻しとなりました。
 この問題は以前、NHK職員が株のインサイダー取引をしていたことに端を発しています。報道機関で情報が普通の人より早く入手できると言う特権を使い、株取引をするということは公共機関に勤めるものとして、また報道に携わるものとしては絶対にやってはいけないことです。先に摘発されたのは3人でしたがもっと頻繁にやられているのではないか、ということで第3者機関を設立して調査を行い、その結果が発表されたしだいです。
 対象者数は1万3221人。うち株を持っていると答えた人が2724人でした。問題はこの2724人のうち、1781人は株の内容やいつ取引をしたかについて証券取引所で調査しても構わない、と答えましたが残る943人は会長名で調査することを伝えたにも関わらず、これを拒否したということです。そして今日の会長の報告が「拒否した人については仕方がない」という内容の答弁でした。
 普通に企業なら考えられないことです。社長命令で調査依頼が来たらみんなそれに従うのが当たり前。それができないということはよほど、個人の権利が強いか、組織としてピラミッド型になっていないということです。ジャーナリスト、NHK職員というプライドがそうさせているのでしょうか。、みんな国民が支払う受信料と税金で食ってるのです。もっとオープンに謙虚になっていいのではないでしょうか。
 NHKはどういうところか、私たちの眼には見えません。ドロドロとしたものが一杯詰まっているようでもあります。