これでいいのか国会
2008年01月29日
国会はいよいよ緊迫の度を深めて来ました。ガソリンの暫定税率の継続か廃止かでもめていたんですが、自民党が暫定税率そのものを二ヶ月間延長する法案を議員立法で提出する、ということになりそうだからです。
国会は何でも出来るんだなあ、と改めて驚きます。先のC型肝炎救済法案の時は議員立法がうまく働いたケースですが、今回は急場をしのぐためです。それでも大きな法律になりますので大変なことです。本来ならこんなになる前にお互いの主張を取り入れ、国民生活に支障を来たさないようにする、というのが国会の役目でしょうが、やはり権力闘争になるとこのような党利党略になってしまいます。
しかし、今回だけは、いきなり暫定税率を廃止すると大変な混乱を来たしますので、まずは継続してその後に道路特定財源、暫定税率などいくつかに論点を整理してお互いの政党が話し合う、というのが正道でしょうが、やはりこうなるのでしょうかねー。
自民党もたまらずこのような策に打って出た、と思いますが、今の民主党も、ただただ政局を混乱させ解散に追い込めばいい、という気負いだけが先走っているような気がします。
三日間地元に帰っていましたが「農家はもうアップアップ何とかしてくれ」「畜産ももうだめ」「集落そのものが崩壊している」そんな声ばかりでした。この声のほうが重要です。日本を本当に真剣にみんなが考えよう、そう叫びたい。
夜に本会議がありそうです。国会の駆け引きに引っ張られず、生活と将来を考えていきます。